AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)って何?
AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)とは読んでそのまま、通販サイトのAmazon.comが提供しているWebにまつわるクラウドサービスを指します。2006年に提供開始されてからもうすぐ10年が経とうとしている歴史あるサービスです。
このサービスは多くの有名企業や有名スタートアップ企業が利用しています。しかし利用に際しては、通販サイトのAmazonと同じように無料でアカウントを作成するところからスタートしますので、敷居はそこまで高くないサービスといえます。
今までに700以上のサービスがリリースされていますが、一番認知度が高いものはAmazon EC2と呼ばれる仮想サーバーです。
仮想サーバーは、従来のサーバーとは料金体系が大きく異なりアクセス数などの負荷で料金が変動します。したがってAWSを利用しているだけで「サイトがバズって予期しないアクセス数に達したので落ちてしまった!」という事態を避けることができるようになりました。このため、メディアサイト運営者には非常に重宝されているサービスです。
AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)と自社サービスの違い
自社サーバーでは面倒だったインフラの調達期間や、セキュリティ関連などの問題を、AWSではカンタンに解決できます。
下記の一覧でクラウドならではの利点を掲載しています。
AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)比較一覧
AWS クラウド | 自社データセンター | |
---|---|---|
初期コスト | 不要 | 必要 |
利用コスト | 実際のご利用分のみのコスト | 余剰リソースにもコスト発生 |
災害対策コスト | 低い(稼働していない時間は無料) | 高い(物理的に異なる場所のデータセンター向けにハードウェア発注、設定、運用を物理的に行う必要あり) |
インフラ調達期間 | 数分 | 数週間~数か月 |
データセンターのロケーション変更 | 短期間で可能 | 長時間必要 |
サーバーのスペックアップ、ダウン | 余計なコストなしにすぐに対応可能 | 時間とコストがかかる |
自社ネットワーク内での利用 | 可能 | 可能 |
専用線による自社内サーバーとの接続 | 可能 | 可能 |
第三者機関認証 | AWS側で取得済(SOC 1/SSAE 16/ISAE 3402, SOC 2, ISO 27001, PCI DSS レベル 1, HIPAA, ITAR, FISMA Moderate, FIPS 140-2, CSA) | 自身で取得 |
AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)のメリット
サーバーを選ぶ際に、大きなポイントとなるのが、サーバーの容量です。
アクセス数が常に多いサイト・アクセス数が安定しているサイトはあまりこのような心配をする必要はないですが、採用・エイプリルフールなどの企画によってアクセス数が跳ね上がるサイトやこれからこのコンテンツ・企画をバズらせたい!と考えているサイトの場合は、余分に容量を借りておかないとサイトが落ちてしまう場合があります。
通常のサーバーは容量の変更が手間なため、基本の容量を決めて契約します。
もし、契約時の容量が少なければ、バズってしまった場合やサイトにファンが多くついて軌道に乗ってきた場合にアクセス過多で落ちてしまいます。
しかし、常に容量を多くしておくと、サイトが落ちない代わりに毎月のランニングコストがかかってしまいます。
AWSでは「使った分だけ、料金が発生する」仕組みです。
これがAWSの最大の長所であり、メリットです。
さらに弊社セブンコードを例にとってAWSをご紹介いたします。
セブンコード公式ブログは基本的には平均5万アクセス/月間です。
しかし採用サイト・「ブラック企業へようこそ」や、エイプリルフール企画・「ブラック企業に労基がやってきた」などの、企画サイトがバズった時にはあっという間に10万~20万アクセス/月間に伸びてしまいます。
以前の弊社のサーバーはあまり容量の大きなものではなかったため、バズった瞬間にサイトがアクセス過多で落ちてしまうことがよくありました。
社員一同とても肩を落としたことを思い出します……。
この企画をバズらせて、より多くの人にサイトを見てもらいたい!そんな思いで残業しながら作ったサイト。それがやっと皆さんに見ていただける!という時に限って落ちてしまうようではなんの意味もありません。
そう、一番熱い時に見れないなんて、そんなサイトは意味がないんです!!!
そんなときにこのAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)の出番です。
AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)にサイトを載せていると普段は、5万アクセス分の料金しか発生しません。
しかし、企画・イベントの際にいつもよりもアクセス数があがれば自動的に容量を増やす対応をしてくれます。
その月の料金に加算されるだけなので、サイトにも、コストにも両方に絶大な効果をもたらしてくれます。
AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)のデメリット
上記のように一般サーバーと違って大きなメリットがあるAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)。
残念ながらデメリットと感じることももちろんあります。メリットだけのサービスは自社開発しないかぎり存在しないのかも知れません。
AWSのデメリットは設定が難解で面倒なことです!!
実際弊社で試してみて痛感しましたが、多少Webの知識があるぐらいではまず設定できません。
システム担当者・Web担当者がしっかりと設定・運用することが大前提のサービスのようです。
AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)設定・運用代行
上記で述べたようにAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)は設定が難解で大変なため、弊社ではAWS運用代行のプランを始めました。
AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)のデメリットは挙げましたが、それ以上に素晴らしいサービスであることは間違いございません!
このすばらしいサービスを皆さんにもご利用いただきたいんです!
「難しいな」「大変そうだな」と感じた方、ご安心ください。弊社のシステム担当者がきっちりと設定し、運用を行います。
メディア運用で今後バズを狙っていく方や、サーバーに悩んでいる方はまず、格安AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)設定代行の社畜るにご連絡ください!