はひふへほ~ バイキンマンを崇拝するブラック企業社長の濱野です。
新卒採用の時期がやって来ました。今回の2017年卒の採用でセブンコードの新卒採用は6期目となります。
今年のコンセプトは「ひとつ上の社畜へ、一皮ムケる採用手法」となりました。
今までの新卒採用履歴はこんな感じです
こんな有様ですが、試行錯誤の繰り返しで行き着いた採用方法は「本音で語る事!!!」
今年も語っちゃいます!!
そして女性の写真を使って今年は炎上しない対策もぬかりなくしております。
昨年の採用サイトが一部では炎上しちゃいました。昨年の採用サイトはこちら
ちなみに写真の女性は新卒一番の古株であり、11分の1の生き残りでネット界隈ではソルジャーと呼ばれている女性社員のかれらちゃんでございます。
今回の採用方法を語る前に
皆様はこういう言葉があるのはご存知でしょうか。孫子の兵法で有名な言葉です。
「己を知り敵を知れば百戦危うからず」
自分の事を知って、敵の事を知っていたら100回戦っても危ない目には合わないという事です。相手が強すぎれば逃げればいい。相手に弱点があれば、自分の長所でそこを突いて勝てばいい、という事です。これから採用活動をされる新卒の方も中途の方にも参考になれば幸いです。
ぶっちゃけまして、セブンコードの今までの新卒採用は失敗だったと言わざるを得ません。。。
経営者の諸先輩方や採用会社の担当者から、新卒達が未来の会社を支えてくれるというアドバイスを元に新卒採用及び教育にお金と時間をかなり使い込んできましたが、現状の有様です。
目を覆いたい現実も孫氏の言葉を受け、自分の現状を知らないといけません。
新卒採用の原因は
「敵(新卒)も己の事も知らんかった。」
これに尽きると思います。
新卒の生態:6年間も新卒採用をしてみて分かった事
3年で30%の離職率はウソ。
大手企業も新卒採用しても3年で3割辞めていくと言われます。ええ~~多い!ってのが多くの方の感想だと思うのですが、中小企業界隈では「そんなに辞める人が少ないの?なんで?」と言われる高水準な数値なのです。
弊社セブンコードも離職率を改善するべく、あらゆる手を尽くしました。
初夏からボーナスをあげる。会社のお金でグアム旅行に連れて行く(旅費も食費も全て会社持ち)外部研修にも予算を掛ける。”家族会”と名のついた、違う部署の先輩と飲みの席を月一回会社の経費で実施。。。今思い出すと色々やったなぁ。 泣けてきます。これでもブラック企業って罵られてしまうのですから、、、
ニコ生でアギーレの弁護士の先生と対談した時は「無能経営者」とユーザーの皆様と弁護士の先生が一体となって罵ってきました。
これだけやって、新卒の誰一人3年も続かず辞めていったのですから、無能経営者と罵られてもグゥの音も出ません。
そこで、新卒を毎年色々な企業様に送り込んでいる新卒採用専門の会社に聞いてみました。
「新卒採用で成功したって最近は全く聞かないんですが、成功例ってありますか?」
返って来た答えは
「どこも苦戦してますね。 大手の3年で30%の離職率もウソですよ」
とのことです。目玉が飛びる新事実です。
大体新卒は入社して”半年で30%辞める“らしいです。
よくニュースで聞く大手の3年離職率30%は、全部の平均らしいのです。
例えば入社して何年も研修ばかりの会社や、大手に入社してぬるい部署の会社に配属された人達はほとんど辞めないので、そういう所が離職率の平均を下げている。業種や企業規模にそって数値を出さないと当てにならない。現実はもっと酷いとのことでした。
新卒採用で成功している所は100人くらい採用して、10%が踏ん張って活躍してカバーしているようです。※諸説あり
これは、完璧に見誤ってました。敵(新卒)を知らないと、これからの採用も失敗していまします。
今までの経験を元に出した新卒の生態を分析してみました。
マズローの5段階欲求の説明
皆様、マズローの5段階欲求をご存知でしょうか。段階をふんで人間が成長していくとの事です。
「衣食足りて礼節を知る」に通じるものがございます。
1,「生理的欲求」は、生きていくための基本的・本能的な欲求(食べたい、寝たいなど)で、この欲求を充たせれば、次の階層「安全欲求」を求めます。
2,「安全欲求」には、危機を回避したい、安全・安心な暮らしがしたい(雨風をしのぐ家・健康など)という欲求が含まれます。
3,「社会的欲求」(集団に属したり、仲間が欲しくなったり)を求めます。この欲求が満たされない時、人は孤独感や社会的不安を感じやすくなります。ここまでの欲求は、外的に充たされたいという思いから出てくる欲求です。
4,「承認欲求」(他者から認められたい、尊敬されたい)という欲求が芽生えます。ここからは外的なモノではなく、内的な心を充たしたいという欲求に変わります。
5,「自己実現欲求」(自分の能力を引き出し創造的活動がしたいなど)の欲求が生まれます。)
同じように、新卒も5段階で別れると分析しました。
ハマノーの5段階社畜
1社畜の卵(大学卒業まで)輝く社会人を夢見てよどみない瞳をキラキラ輝かせている
2,社畜思春期(自分の価値観を見つけていない)青い鳥症候群。隣の芝生がやたら青く見える色盲。(入社3年未満)キメ台詞の「思っていたのと違っていた。」大学生までの「自分はお客様思想」が抜けない。お客様であるがごとく会社に対して不平不満を言う。理想と現実の違いに自分で対処できない。自分が環境に適応しようとするのではなく、自分に合う環境を探そうとする。(あるかぁ!ぼけぇ)そして就職するも約3割位がフリーターになる。フリーターであるという背徳感から旅に出ると海外に行き、格好つけてワーホリと言うが、結局はフリーター。(堂々とフリーターしながら旅をすると言いやがれ!)などなど
3,一般社畜:責任をもち始める。日々上司に怒られながら、家族のため、未来の自分のため、自分を犠牲にする。
4,立派な社畜:自律的に考えて仕事をする
5,ベテラン社畜:つらい思いをしても社畜を育てる愛を持っている。
こんな感じで、みんな社会人の階段を登って行くのではないでしょうか。
まず初めのハードルは3年の壁だと思います。
が!!!!
ここ近年、採用の世界は売り手市場です。
企業はどこも人手が足りなくて困っていて就職しやすい世の中になっています。
今では入社後すぐに会社を辞めるのも珍しくありません。とても転職しやすい世の中になっています。
自殺する労働者のニュースからも、仕事の悩みを親に打ち上げると率先して親が退職を進める時代です。
豊かな国の日本でにいれば親御さんの愛で、既に、マズロー5段階欲求の1「生理的欲求」2,「安全欲求」という「物理的欲求」は満たされているのです。
3の「社会的欲求」はすぐに退社する人や、フリーター、ニートが珍しくない事からも会社に属さなくても負い目に感じる負担が減っているのかと思います。
つまり、昔は嫌でも辛くても、会社を辞めるのは世間体が悪いので3年間は頑張って「一般社畜」までスムーズに育っていたのが、世の中の変化で、「一般社畜」に成長する前に1年や2年でも辞めてしまうのが当たり前の世の中に変わっていたのです。
ここが、大きな誤りでした。「石の上にも3年」の諺を誰もが信じていると疑わず、3年間は頑張ってくれるだろうと見誤ったのが原因でございます。
採用失敗の原因。それは、己を知らなかった。
もう一つの新卒採用失敗の原因は、己の見誤りです。 無能経営者と罵られながらも、社会貢献のために!これからの若い人のために!と志は持っているつもりです。
もう一度言わせてください!!
グアム旅行も全額だした。外部研修費も出した。毎月、社長の僕と個別面談もした。本音を語れる場を用意した。
愚痴を言えるように部署が違う先輩たちとの飲み会も毎月会社のお金でセッティングした。なんなら、叙々苑やとらふぐ亭にも連れて行った。
でも、ダメでした。。。
想いは伝わると思っていたのが、そもそもの間違いでした。
僕を筆頭に会社が弱かった。新卒を育てる能力がなかった。。。
意味不明な青い鳥を探しだしてしまう「ブルーバードハンターの新卒」や、隣の芝生がやたらと青く見える「色盲新卒」。旅がしたいとグランドラインを目指してしまう「麦わらの新卒」を、「一般社畜」に育てる力が僕にはありませんでした。
もう、自分探しの旅に出たい!とか、一生懸命に社長の僕が教えてるのに、それを無視して、もっとセミナー行って勉強したい!って言ってしまう人に、グアムに行かせるお金もない。。叙々苑で食わす肉もない。。。なんなら採用費も研修費も出したくないや~いクエ~~!!
そうです。心が折れました。。。
己と敵を知ったうえでの採用作戦
自分がどんなに無能であろうが、どんな環境にあろうが結果をだしていくのが、立派な大人の条件でございます。
そこで、ふと思いつたのです。
そうだ!自分に育てる力がないなら、誰かに育ててもらえばいいんだ!
「第2新卒」という言葉があるくらいなので、どの企業も薄々感づいているんじゃないでしょうか。
育った社畜をゲットするのが一番効率的な採用戦略である
ということを!!!
そこで今年の新卒採用は、この「カッコウ採用」を実施したいと思います。
カッコウの卵の育て方
カッコウはどの種も自分で巣を作らず他の鳥の巣にその卵を産みつけて育ててもらいます。
育ってから戻ってきてね
セブンコードへの入社要項
他社の正社員15ヶ月以降~5年まで、いつでもセブンコードグループに入社OK
できれば3年間は、他社で頑張って欲しいけど、、、
その間。ブラックアカデミーでWEB等のスキル研修支援付き。
【お試しセミナーはこちら】
初めからセブンコードに入社したいと行ってくれる奇特な人がいたら
入社前準備期間1年間はフリーランスやアルバイトで活動、経験を積んで「とりあえず一般社畜になろう!」 2018年4月から入社
一人ひとりに合わせた、キャリアプランを社長の私と一緒に作成
・デザイン勉強 & 企画プロジェクト、スキルが身につくアルバイトの選定(塾講師とか、ネズミがいる夢の国とか)
実はセブンコードは中途採用の定着率は、とても良いのです。
セブンコードに入社して頂く前に、「どの会社もそんなもんだ」と、「隣の芝生も黒いんだな」と社畜として一皮むけてから入ってもらいたいと考えました。
今年も思ってる事を全てお話させていただきました。
こんな私が社長の会社でも興味をお持ちいただける方がいましたら、ぜひエントリーしてください!
では、グッド、ブラック!
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