はひふへほ〜 ブラック企業社長のハマノーンです。
気が付けば結構な数の新規事業の立ち上げに関わってきました。
その中でここを見てないと必ず失敗するというポイントが5つあります。
ここを押さえておくだけで、新規事業の失敗の確率はグッと下がるのでおすすめです。
1、熱意が弱い
新規事業の立ち上げでよくあるパターンです。学生起業なんかはこの失敗パターンをよく見かけます。
学生がサークルとかでみんなで立ち上げようぜってパターンです。
一見盛り上がってるように見えるのですが、中身のない起業話で盛り上がって終わりです。
キツイ言い方になってしまいますが、裏を返せばこれは一人じゃできないけど、みんなとなら何かできそうという中途半端な熱意なんです。
新規事業は一人でもやりたい!という熱意が必要で、同時に明確なリーダーが必要です。熱意があって覚悟のあるリーダーは新規事業に欠かせない存在であります。
今まで僕が手掛けた新規事業で片手間で始めたものが意外と伸びるというのはいくつかありました。
その経験から、今でも、新規事業はとにかくやってみる精神で立ち上げることが多いです。
ですが、その裏に熱意あるリーダーが必ず存在してました。 うまくいった新規事業は、例外なく、きちんと仕切ってくれる覚悟をもったリーダーと組んだからでした。
失敗した新規事業はライバルよりも優れた環境を用意しても、リーダーとなるべく人がいなくて撃沈しちゃいました。
2、起業で立ちはだかる集客の壁
事業が潰れる90%以上の理由がこの集客にあります。 どんなに素敵なサービスを作っても、売れないと事業はうまく行きません。
とても当たり前の事なのですが、この当たり前の理由で新規事業に携わった90%以上の人が失敗するのです。
原因は良いものを作れば勝手に売れると信じ込んでいる事です。
確かに世の中のヒット商品は良いものが多いです。良いものだからヒットしてるのですが、実は順番が違います。
なぜなら、良い物が売れるとは限らないからです。これは新規事業に関わる人は本当に肝に命じておかなかればいけないこの世の理りなんです。
サイゼリヤの社長も言ってました。「美味しいお店が良い店じゃない。売れる店が良い店なんだ。」
本当にこの世の中はおいしくても潰れる店。便利だけどなくなるサービス。星の数ほどあります。
みんな、こんなサービスがあれば便利だな。みんなが喜ぶ!と夢と理想に満ち溢れて新規事業に挑戦するのですが、何かを作ると同じかそれ以上に「売る」という集客の事に力を注がないと行けません。
そして、この世のヒットしているものは、ほぼ全てのものが売る事に、集客に、物を作る以上に取り組んでいます。
3、見落としがちな失敗理由、工数
こういうのがあったら絶対に流行る!こういうのを作れば絶対に売れる!オレ絶対に買うもん!
こういった熱意で誰もが新規事業の立ち上げに挑みます。そして、つまづくのです。
集客がお金の問題だとすると、工数とは「時間」の問題です。
例えば、トイレットペーパーとか洗剤とかコピー用紙とか消耗品が減ったら自動で注文して届いてくれるシステムって便利だし、みんな使うよね。
さらにアマゾンとか楽天とかで値段を勝手に比較してくれたら便利じゃん!こんな自動補充サービスを立ち上げよう!
トイレットペーパーとかコピー用紙はセンサーで使った量が感知できるから技術的に可能だ!値段もアマゾン、楽天、ヤフーショッピングとかならAPIで連携できるからこれも技術的に可能だ!よしEC業界に革命を起こすぞ!
って、まあ、誰もが思いつくアイデアなのですが、実現できてないサービスです。確かにあったら世の中もっと便利になるし、僕も使いたいですし、そして今の技術で簡単にできる技術です。
しかし、まさに、そこには見落としがちな罠があるんです。
まずは、なんで今の世の中にできてないか。ここを深く理解する必要があります。
このビジネスを成立するために必要な工数というか押さえなければ行けないポイントをまとめたいと思います。
トイレットペーパーの在庫が減ったのをセンサーで感知するシステムはすぐにできます。でも、各家庭や商業施設でトイレの構造がバラバラです。
1、どこまでを対応して設計するのか。在庫感知センサーのデザイン等の設計
2、ECで連携して消耗品を比較してユーザーに最適な商品を注文するEC連携と価格を比較するシステム設計と開発
3、上記のサービスをユーザーに使ってもらう。更にマネタイズするために各企業への交渉
と言葉にすると簡単ですが、1、2、3とどれもそれだけで結構な会社規模として運営してるレベルの物です。
つまりこのビジネスを成立されるには、結構な会社規模を3つ分のリソースが必要になるわけです。(優秀なリーダーも3人必要)
それを新規事業で0からスタートするには無謀すぎる計画になります。
じゃあ、その3社と組んで協業してサービスを作ればいいじゃん。僕がその話をまとめるよ!
というのはもっと難しくて、極端にいうと中国とロシアとアメリカが一つの国になって国境をなくせば戦争ってなくなるじゃん!ってのと同じくらい言うのは簡単で実行するのは困難を極めます。
新規事業で失敗するのは、クリアしないと行けない課題の難しさを見誤ってしまう事です。
熱意があって理想が高い人ほど、このクリアしないと行けない課題をたくさん抱えた壮大な事業計画を掲げる傾向があります。
理想が高い事はとても大事な事なんですが、クリアするべき課題が1つだけで小さくてもビジネスが回るように事業モデルを組んでいく事が失敗しない最も有効な手段です。
みんな階段を3段飛ばして上がろうとしちゃうんですよね。段差の高さを見誤ってつまづいてしまいます。
新規事業は一歩一歩、確実に登る事を心がけるべきです。
4、なんか聞いたことあるぞ。キャッシュフロー
キャッシュフローはお金の収支です。集客と工数。
つまりお金と時間の管理をしっかりしないと破綻します。
※この当たり前ができずに破綻する人がめちゃくちゃ多い。
事業は給料みたいに毎月決まった日にお金をもらえると言うのは稀です。その日にお金をもらえることもあれば3ヶ月後にもらえることもあります。
完成後3ヶ月後にお金をもらえるという仕事を受注すると、当然ですがその間は無収入です。
そこで予想外の資金が出て行ったりして(予想外なのですが、何故か当然のように予想外の支出に遭遇します。)お金が足りなくなりバイトで日銭を稼いだりして、本業の仕事をする時間がなくなるという本末転倒になってしまう事が往々にしてあります。
お金と時間のキャッシュフローを管理するというのはとても重要な事です。
新規事業は計画的に。
5、やっぱり大事なんだよな。熱意ってよ
冒頭でも熱意と紹介いたしました。こちらは立ち上げる熱意で瞬発力と言えます。新規事業は立ち上げだけでなく、継続してナンボです。
せっかく立ち上がったのに、それだけで目的を達成した感じになって継続までの熱意がない人も少なくありません。
実は立ち上げと継続経営は短距離走と長距離走くらい使う筋肉も能力も異なります。この2つが揃ってないと新規事業は成功しません。
本当に難しいんですよね。困難に向かっていく瞬発力。何がなんでも継続させる持久力。
この二つの能力を持っている熱意あるリーダーはとても希少です。なので大企業になるとそう言ったリーダーになれる人は教育しても育つ事は本当に少ないので、必然的にM&Aとかで事業と優秀なリーダーをまとめて取り込んでいく戦略になっていきます。
以上が新規事業で失敗する5つの理由でした。
これを踏まえて当社セブンコードでは瞬発力の部分を僕がある程度請け負って事業を継続できる熱意あるリーダーと組んで新規事業及び独立起業支援に取り組んでいます。
やはり瞬発力と持久力の二つを兼ね備えた、プロ野球でいう大谷くんのような二刀流はレア中のレアなんです。
別にビジネスは一人で闘う理由もないのでチームできちんと結果を出していけば良いのです。
昔はそれに気がつかずに、全社員に二刀流を求めていましたが、それぞれの長所を補っていく術をようやくわかってきました。
ですが、やはりどこの企業も、熱意があり事業を継続させるという覚悟あるリーダーは本当に少なくセブンコードも常に探し求めています。
ぜひ、新規事業の立ち上げや起業に興味ありましたら、一緒に挑戦しませんか?
会社の新規事業の立ち上げや企画・プロジェクトの現在進行系で情報共有しています。