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沈黙は金、雄弁は銀。の理由を考えてみた。何でなの?

アラホラサッサー ドロンボーを崇拝するブラック企業社長の濱野です。
さてさて。会社も9期目に入り「社長は多くを語るな」と怒られています。頼もしい限りでございます。
指示系統のパイプラインをしっかりしないと現場に誤解や混乱を招くという理由からです。
「大事な事は数多くを伝える」という考えのもと、ブログや社内周知のメールを送っておりました。
ですが、理解できる人と意図した内容で受け取らない人も少なからずいるとの事です。
ふ~む。と悩ましいですが、現場に迷惑をかけているのは事実ですので、素直に従おうと思っています。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる方式も改めなければいけないなぁ、なんて頭をよぎっています。何故なら、こんな諺があります。


沈黙は金。雄弁は銀。

misaki
確かにクレーム対応も必死で弁明するよりも、黙って待っていた方が効果的な場合もあります。
相手がヒステリックで誹謗中傷を言いたいだけで会話にならないモンスタークレーマーは黙るに限ります。
時間を使って、ただひたすら待つしかありません。可能であれば、「検討します。」などと対応して、一日くらい時間をあけて対応する方が良いでしょう。まさに沈黙は金です。
ことわざにも意味があり、その本質を知るとかなり勉強になります。昔から伝えられていることわざは本当にためになります。
今回、このことわざの本質を考えてみました。まずはグーグル先生に聞いてみるとこんな回答がありました。

よどみなく話せることも大事だが、黙るべき時を知ることは、もっと大事だということ。

では、黙っている時が必要な事ってどんな時なんでしょうか。この辺りまで考えないと、このことわざの真意が理解できないかと思います。
先ほどお話したモンスタークレーマーの対応の様に、何を言っても解決しない時は黙るに限るでしょう。SMAPやゲスの極み等の問題は、まさに今は口数を少なくするベッキーですね。
ここで、ペラペラしゃっべてしまうのは当人も関係者も得るものはないかわりに、リスクばかりが大きくなります。
何故なら、何を言っても解決しないし、余計トラブルを大きくするリスクがあるからです。
misaki
また、多くの人間は「イメージで判断」します。
別にさ、音楽家なんだから、歌が良ければ浮気してようが関係ないだろって思うんです。
そんな事を言い出したら、世界の名だたるアーティスの殆どはジャンキーですからね。音楽作品と人間性は別なんじゃないかと思います。
ベッキーだって別にあんなに叩かなくて良くない?出演してる番組が面白いならよいじゃんって思いますが、まあスポンサー等の広告イメージがあるのでしょうがないんですかね。
インターネットが発達した今でも、調べれば真実がわかる事でもガセネタに泳がされ悪い噂が拡散する現状です。
本当の真実を語っても、「イメージの方が優先してしまい伝えたい事が伝わらない事のほうが多い」これが、このことわざの真意なんじゃないかなと思っています。

相手に聞く耳を持っていない時は、どんなに雄弁を奮っても響かない。聞く耳を持ってもらうまで沈黙する。
変なイメージを持たれないように、必要最低限の事だけ話す。

釈迦の説法も屁一つということわざにもある通り、すごい人ってイメージを保つにはありがたい事だけ話をして後は済まして沈黙してるほうが良いのです。売れてる女優さんがバラエティに出ないってのも理由は近いと思います。(単純にバラエティのスキルがないってのもあるかと思いますが、余計な事で露出してマイナスになるなら、沈黙して金のイメージを保っておいたほうが良いという事でしょう)
これが沈黙が雄弁より優れている理由でしょうか。
misaki
宗教が世界からなくならないのは、この事が原因なのかなと思います。
みんな神様の言う事は信じます。それは神様はすごいっていうイメージを多くの人が持っているし、宗教はそう教えます。
親の言う事を聞かなくなった幼稚園児に「なまはげ」でしつけをするのにも応用されている手法です。神様とは逆の怖いイメージを利用しているパターンですね。
宗教に必ず「伝達者」がいます。伝達者と呼ばれた人達が果たして本当に神様を信じていたのでしょうか。
僕は人間の真理を理解して神様を創りだしたのではないかと思っています。
数字と神様は人類最高の発明だっていうのが私の持論です。
だってさ。海を割ることで有名なモーゼがさ。
「今日なら海が割れるから、軍から逃げれるぜ!みんなで逃げよう!これで奴隷から開放されるぜ!」って言って数千人がついて来たでしょうか。
人間の心理を知っていたモーゼは、「あああ!今さ。神様が俺に囁いてくれたぜ。なんだって、俺は神に仕える伝達者だからYO!神様を信じる人は今の苦難から開放してくれるって言うんだZE!神を信じて苦難から救われたい人は海に行けって言ってたぜ。お前は神様信じるよな?今の苦労から逃れたいよな?俺と一緒に海に行こうぜ!」
って言った方が、多くの人が信じてくれると知っていたと思います。
もちろん、ある程度の実績を見せる必要があります。ですが、実績だけで海が割れるというのを信じない人は多いです。でも、イメージの良い神様を信じる人の方が圧倒的に多いんでしょうね。
これは、ねずみ講、ネットワークビジネス、妖しきセミナー系でもよく使われる「ABC手法」って奴ですね。
B君がAさんってスゲーんだぜ! Cちゃんの為に、滅多に会えないのに今日は特別に合ってくれるんだぜ!って、B君がAさんをキャッチアップします。
キャッチアップというのはすげーんだぜってブランディングする事です。親しい人にすごいって言われると信じるからです。ですが親しい人に海が割れるという「Cに取って常識から外れた情報や自分にリスクが有る情報」は親しい関係であるほど、受け入れがたくなります。
塾の先生や部活の先輩の言う事は聞くのに、親の言う事を聞かない中学二年生を思い比べていただければわかりやすいでしょうか。
本来の宗教は人々を幸せに導く教育方法です。それを商用に利用してお金を巻き上げるのに誘導するのが、ネットワークビジネスや妖しきセミナー系ですね。宗教でも幸せに導かないのもあります。
i-misaki
大切なことをより多くの人に伝えるためには、「黙る人間」と「伝えたい人達をフォローする人間」が必要という事です。
宗教だけでなく、プロ野球も同じですね。
監督が全ての選手に物事を伝えてるイメージが有りますが、投手コーチと野手コーチがきっちりフォローする役割になっています。
「海が割れるから軍から逃げれる」という大切な事をより多くの人達に伝えるには、1人だけなくチームワークで物事を伝えていかなくはいけないと改めて反省する「沈黙は金」ということわざでした。
社長という肩書を背負う以上、社長らしくしなければいけないなぁと、月次決算を見て、自分のやり方が正しくないんだろうなぁと反省している2016年の初月でした。
では、今日はこの辺で、グッド、ブラック!
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ブラック企業社長のハマノーン

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おだやかな心を持ちながら社会への激しい怒りによって目覚めたブラック企業社長である。ペラペラの理想論を振りかざすホワイトヅラした奴らは許すまじ。

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