こんにちは。
インターコード 電話代行担当當銘です。
4月は出会いの季節ですね。
沖縄支社でもパートさん・アルバイトさんなど、新しく一緒に働くメンバーが増え、新しい風が入ってきました。
今までいたメンバーと同じ苗字の方が入社して、軽く混乱があったりもしましたが、新しくあだ名をつけて呼ぶなどして、かえって仲が深まったようで、よかったです。
新しい方がいらっしゃると、ちょっと緊張してしまったり、慣れるまでに時間がかかってしまったりしますね。
新人さんは先にいるメンバーであたたかく見守って、フォローしていけたらなと思います。
新人さんが入社したとき、特に気を使うのが言葉遣いです。
電話代行はお客様のお電話を代わりに対応させていただくお仕事です。
私たちの対応で言葉遣いがきちんとできていなければ、お客様の信用にかかわります。
逆に言えば、きちんとした言葉遣いができていると、きちんとした会社だなという印象を与え、お客様の会社のイメージアップにつながるのです。
間違いやすい敬語を覚えておいて、正しく使えるように練習しておきましょう。
間違いやすい敬語~名前を聞く場合~
お電話に出たときに、まずは相手がどういった方なのか確認しなければいけません。
間違いやすい言い回しをいくつかあげて、正しい言葉遣いを確認してみましょう。
×「何様ですか」
名前を確認するときに、とっさに「何様ですか」と言ってしまい、相手を怒らせてしまったということがあるそうです。
「何様」は皮肉の意味を込めての使い方がほとんどですので、丁寧なつもりで使っても、失礼な言い回しなので使わないようにしましょう。
×「お名前を頂戴してもよろしいですか」
「名前を頂戴する」という言い回しはよく使われますが、この場合、名前はもらうものではありません。
相手の名前を聞きたいときに「頂戴する」という表現を使うのは間違いです。
相手の名前をうかがいたいとき
○「お名前をうかがってもよろしいですか」
○「お名前を教えていただけますか」
などの表現を使いましょう。
間違いやすい敬語~名前を確認するとき~
お客様とやりとりをしていてお名前の確認をしたり、電話で相手のお名前を復唱したりすることがあります。
そのときに間違って使ってしまうことが多い表現があります。
×「田中様でございますね」
「ございます」は「ある」の丁寧語で、尊敬語ではありません。
「あちらにペンがございます」のように物に使ったり、「弊社の鈴木でございます」のように身内に使ったりする言葉です。
敬意を払う相手の名前に「ございます」を使うのは失礼にあたります。
上の例の正しい表現は
○「田中様でいらっしゃいますね」
です。
間違いやすい敬語~「申し上げる」と「申し伝える」~
申し上げると申し伝える、似た言い回しですが、謙譲語と尊敬語で意味が異なります。
しっかり覚えて、使い分けをしましょう。
×「かしこまりました。上の者に申し上げます」
「申し上げる」は目下の者から目上の者に使う謙譲語で、身内である上司を立てることになってしまいます。
この場合、敬意を表すべきなのは上司ではなくお客様ですので、「申し伝えます」が正しい言い方です。
上の例の正しい表現は
○「かしこまりました。上の者に申し伝えます」
です。
以上です。今回も簡単に敬語についてまとめてみました。
たくさんのルールや使い分けがあって混乱してしまいますが、きちんと覚えられるよう、新人さんと勉強していきたいですね。