こんにちは。
インターコード 電話代行担当當銘です。
あたたかくなったと思えば、急に寒の戻りがあったり、落ち着かない天気です。
そろそろ冬物はしまおうかと思っていましたが、まだ必要だなと衣替えを断念しました。
また急に暑くなったりするんだろうなとかまえています。
こういう風に、季節はだんだん夏にむかっていくんでしょうね。
敬語について
電話代行の業務は、お客様とやりとりをする業務です。
お客様とお話をするときに失礼があってはいけません。
そこで大事になるのが言葉遣いです。
よく言われるのは敬語の使い方についてです。
気づかずに誤った敬語の使い方をしていたり、失礼な表現をしてしまっていたりすると大変です。
敬語について勉強をしてみたいと思います。
尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分け
敬語には尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類があります。
尊敬語は話し手が聞き手や話題の主について、その動作や状態などを高めて待遇する語のことです。
「いらっしゃる」「めしあがる」「なさる」などが尊敬語にあたります。
話し手が己や己の側にあると判断されるものに関して、へりくだった表現をすることによって、その相手方や話題の主を高め、敬意を表す語のことです。
「伺う」「差し上げる」「申し上げる」などが謙譲語にあたります。
丁寧語は話者が話し手に対して直接敬意を表現する語をいいます。
「です」「ます」「ございます」などが丁寧語にあたります。
敬語で表現すると
では、さっそく敬語を使って練習をしてみましょう。
「言う」を敬語に変換してみます。
目上の人の「言う」という動作を敬語であらわしてみましょう。
目上の相手の動作なので、尊敬語を使います。
「言う」を尊敬語にすると、「おっしゃる」「言われる」となります。
例1)社長の言うとおりです⇒社長のおっしゃるとおりです/社長の言われるとおりです
今度は自分の「言う」ときの動作を敬語であらわしてみましょう。
自分の動作なので、謙譲語を使います。
「言う」を謙譲語にすると、「申す」「申し上げる」となります。
例2)私が先日言ったとおりです⇒私が先日申したとおりです/私が先日申し上げたとおりです
「申す」「申し上げる」は謙譲語ですので、目上の人が言う様子を「申す」「申し上げる」を使って表現してはいけません。
間違って使ってしまうと失礼にあたりますので、気をつけてください。
間違いやすい敬語
敬語の使い方ですが、今度は間違って使いがちな敬語についてまとめてみましょう。
●「ご存知」と「存じ上げる」
よく似た言葉ですが、それぞれ尊敬語と謙譲語ですので、使い分けをきちんとしましょう。
例3)社長は存じ上げていますか?
例文は一見正しいようですが、実は間違った表現です。
「存じ上げる」は「知る」の謙譲語として使います。
自分の立場を下げていうことで、相手を上げる敬語です。
例文では目上の相手である社長を高めていうつもりで「存じ上げる」を使っていますが、逆に下げていう表現になってしまっています。
正しい言い方は次のようになります。
「社長はご存知ですか?」
「知る」の尊敬語は「ご存知」です。
目上の人に知っているか確認したいときには、「ご存知」を使うようにしましょう。
以上です。今回は敬語についてまとめてみました。
たくさんのルールや使い分けがあって混乱してしまいますが、きちんと覚えて敬語マスターを目指したいですね。